文フリ日記

久しぶりに文フリに出展した。

今回は @rosylilly と二人で鳥屋(とや)というサークルを立ち上げて、「名札」という短編小説集を作って頒布した。

http://nahuda-toya.tumblr.com/

今回はロージーの短編三本と僕の中編一本という構成だった。 僕の中編は19歳の頃(11年前!)に書いた作品を手直ししたものなので新作ではない。今回の問題は僕もロージーも ISUCON の準備と業務に追われてまともに本を作る時間が取れなかったというところにある。とはいえロージーは一晩で3作品、2万字くらいを書き上げてしまったから言い訳にならないんだけど。

十代の頃に書いた文章は、今読むとめちゃくちゃなんだけど、とにかく若さだけがあって良い(思い出補正)。

年の功で文章力は当時より上がっているが、いまや感受性や想像力はかなり衰えていているのを感じる。大人になって十代特有の感情を忘れてしまった。 長いこと創作を続けることによってこういった自分自身のベンチマークにもなっているので、今後も続けていきたい。

ちなみに過去の文フリで出した小説は GitHub で公開しています。

https://github.com/mirakui/mirakui-novels

YAPC::Asia Tokyo 2014 に行った

YAPC::Asia というものに初めて参加した。Perl のカンファレンスだし自分には関係ないかなと毎年思ってスルーしてたんだけど、もう全然 Perl と関係ないよというのを聞いたので行ってみることにした。感想としては、思ったよりだいぶ Perl だった。現役で Perl 書いてる人がこんなに集まってるのはとても珍しい光景である。インフラ系のセッションを聞いたり HUB で Podcast の打ち合わせをしたりして楽しんだ。不満があるとすれば、会場がめちゃくちゃ狭くて、参加者の半分は立ち見という状態で、さすがにキャパシティプランニングが間違っていると感じた。こんな状態ならもういいやと思って2日目は行かなかった。

twitter/snowflakeが無くなっていた

Twitter 社の Snowflake という OSS がある。分散 DB のレコードにユニークキーを付与するために使うやつ。

Snowflake については以下の記事に詳しい。

https://blog.twitter.com/2010/announcing-snowflake

tweet の URL にある ID っぽい長い数字はこの Snowflake で採番したものとされている。

で、今日ふと思い出してリポジトリの様子を見に行ったら、 README だけを残して消滅していた。

f:id:mirakui:20140605202507p:plain

雑な和訳:

私達は Snowflake の最初のリリースを引退させ、Twitter 社で稼働している次期バージョンを、 Twitter のインフラを必要とせずに動くようにしつつ OSS 化に向けて取り組んでいる。

最初のバージョンは私達の RPC 基盤である Thrift や Finagle をベースとして 2010 年にリリースされた。いま我々が使っている Snowflake は完全に書き換えられ、動作は Twitter のインフラ環境に強く依存している。私達はすぐにはコミットでないが、 Twitter 社以外の環境にフィットするよう機能追加を進めている。

ソースコードはまだこのリポジトリの snowflake-2010 タグに残っている。

私達は、この引退したバージョンについて、プルリクエストを受理もしないし、issue に返信もしないだろう。

なるほどですね〜。