DJした

高専 DJ 部主催で sorah の二十歳の誕生日を祝うイベントが企画され、DJ の一人としてお誘いを受けた。 ここにその顛末を書く。

情報収集

DJ をやったことはなく、知識も経験も全くなかった。 なので、人に聞いたりネットで調べたりして、ある程度の情報を仕入れた。

  • DJ というのは音楽が途切れないように曲をかけ続けるのをやる。音楽を流すだけのわりになんかいろいろ操作している印象があるが、あれは次の曲と拍をあわせたり、曲のつなぎ目を良い感じにしたりなどといったことをしていることが分かった。
  • CDJ と呼ばれる Pioneer の機材がデファクトスタンダードになっていて、現場に行くとだいたいこれが置いてある。「CDJ」って言うくらいだから CD で DJ するやつかと思っていたけど、もちろんそれもできるものの、CDJ には USB メモリを挿すところがあって、音源を詰め込んだ USB メモリだけ持ち込むことで DJ できる。
  • なお、DJ が USB メモリを紛失することはよくあるので注意しなければならないようだ。
  • 曲はあらかじめ繋げておいてそれを流せば同じ事になるのではと思ったけど、そういった行為は 一本 wav DJ などと呼ばれていて、好まれないようだ。口パクの歌手みたいな感じだと思う。
  • 以下の動画を見ることで、世界的な DJ でもミスをすることが分かった。

機材

現場に行けば CDJ という機材があるとはいえ、CDJ はとても巨大かつ高価な機材のため、これを自宅に買って練習するというのは難しいと考えた。そこで、Traktor Kontrol S2 という DJ コントローラを中古で購入し、自宅で PCDJ の練習をすることにした。

Native Instruments TRAKTOR KONTROL S2 MK2

Native Instruments TRAKTOR KONTROL S2 MK2

PCDJ というのは文字通り PC を持ち込んで DJ をするスタイルのことで、PC だけでは操作しづらいので一般的には DJ コントローラと呼ばれる外部機器を PC に繋いで操作する。

なお CDJ も DJ コントローラとして使えるが、自宅で練習がしづらいという理由で検討しなかった。 polamjag.hatenablog.jp

なぜ Traktor Kontrol S2 にしたかというと、身近にいる sorah が Traktor (DJソフトウェア)派だったので Traktor にしたら操作を教えてもらえそう、そしてコントローラはその純正品から選んだ方がハマりどころが少なそうと考えたため。

選曲

あまり音楽に詳しい方ではないのでそもそも DJ は向いてないのだが、少ないボキャブラリーの中からできることを考えた結果、アニソンを中心に組み立てるという方針にした。

自分の iTunes ライブラリだけではいまいち広がりがなかったので、 iTMS をひたすら dig って曲を探していった。良さそうな曲は一つのプレイリストに追加していった。

しかし、実際に Traktor に読み込んでみると、何でもかんでも繋げられるわけじゃないということに気づいた。たとえば、

  • 似たような BPM の曲じゃないと繋げづらい
  • ボーカル始まり(アニソンには多い)は繋げづらい

などの制約がある。もちろんどちらも解決不可能ではないが、多少の工夫が必要になってくる。 特に BPM は一気に上げ下げしづらいため、複数の曲を経てじわじわ上げ下げすることになる。つまり曲順の制約になる。

曲順の制約に関していうと、BPM や曲構成といった音楽的制約は非常に初歩的なもので、さらには曲同士のコンテキストという制約もある。たとえば以下のインタビューで言及されている。

── ただ曲をかけるというより、その背景や文脈を踏まえてつないでいって、伝えるということですね。

ui_nyan そうですね! 曲の歴史を伝えられるというのも良いところだと思います。例えば『ウィッチクラフトワークス』というアニメがあるのですが、エンディングテーマの「ウィッチ☆アクティビティ」という曲は、YMOが元ネタになっているんですよね。

── ジャケットも、クラフトワークのアルバム『人間解体』のパロディですね。

ui_nyan そうそう。他にも『まりあ†ほりっく』というアニメのエンディングテーマは「君に、胸キュン。」という曲で、YMOの同名曲のカバーだったり。そういう同じ元ネタの曲をつないだりとかすると、面白いですよね。

DJって楽しいの? どうやって始めたらいい? 島村楽器とui_nyanにDJの魅力とオススメ機材を聞いてきた - それどこ

『ウィッチ☆アクティビティ』は好きな曲だけど YMO やクラフトワークとの繋がりは全然知らなかったし、俺は全然知識無いし DJ やる資格は無い、俺は DJ ではなく iTunes だったんだ。

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とにかく踊るというアドバイスがあったので、開き直ってコンテキストを無視して好きな曲をかけて踊るという戦略をとることにした。

クラブでの練習

渋谷の nagomix というクラブでは DJ ブース解放 day というのをやっていて、1時間単位で気軽にブースを借りて練習することができた。nagomix は大変に音が良いと評判で、確かに良質な体験を得られた。

nagomix.co.jp

クラブの音響設備で練習することで、同じ音源でも普段ヘッドフォンで聴いているのとは印象が大きく異なることが分かった。例えばフロアで映えるように音作りをしている曲(特にクラブミュージック)は当然ながらとてもいい音になる。

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本番

そらはー生誕祭 - Togetterまとめ

開場

出番

4番目の DJ として本番を迎えた。

f:id:mirakui:20170212174857j:plain (photo by asonas)

謎のノイズ事故

最後の曲で大量にノイズが乗ってフロアはグリッチに包まれた。原因は不明。 多分 Traktor Kontrol S2 の不調なんじゃないかと思うけど、分からず。

最後に

この日のために機材を買うところから始めて、セットリストを考えて、練習して、当日 DJ して踊りまくるというのができて、大変に良い経験ができた。

いろいろミスをしたり、最後の曲でノイズだらけになったりしたが、50分の持ち時間をやりきって、全体としては盛り上がったしとても満足できた。

完全な初心者の自分に機会を与えてくれたうえ、練習会や slack 等を通してサポートしてくださった高専 DJ 部の皆様には感謝します。本当にありがとうございました。

なお、Kontrol S2 は今後も家に置いておくにはでかすぎるので、 koba789 にその場で売った。DJ 自体は楽しかったし、今後もやりたいと思ったので、もうちょっと小さい機材を買い直すことになるだろう。

最終的なセットリストは以下のようになった。

  • Your Voice (sings with 土岐 麻子) / 中塚武 & 土岐麻子
  • Taste Your Stuff / m-flo loves BENNIE K
  • 部活デラックス / キルカ (CV.東城日沙子) & ムネムネ (CV.今村彩夏)
  • 愛はおしゃれじゃない / 岡村靖幸 w 小出祐介
  • ぱーぴーダンス / パピ (CV:小澤亜李)
  • Hotel Moonside (Extended Live Version) / 速水奏 (CV:飯田友子)
  • 夢のFUTURE (TIME IS DISSING ME REMIX) / RYUKYUDISKO Feat. KOTOMI
  • DISTANCE - m-flo remix - / 宇多田ヒカル
  • OVERDRIVER / ZAQ
  • Sure Shot Ricky / m-flo
  • THE SAFARI / Lion Musashi
  • ようこそジャパリパークへ / PPP & どうぶつビスケッツ
  • Planet Earth / Ram Jam World Feat. Lisa
  • Voodoo People (Pendulum Mix) / The Prodigy
  • THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 06 ボーナスドラマ「マジックアワー*(Asterisk)特別編」
  • ØωØver!! / *(Asterisk) [前川みく×多田李衣菜]
  • Duvet / Boa
  • マニエールに夢を / 上田麗奈

sorah、二十歳おめでとう。

2016年について書く

今年は公私ともに本当にいろいろあって、とにかく忘年したくて、12月に入って毎日忘年会していたら太ってきたので年始からはダイエットしたいと思います。

  • 4月: インフラストラクチャー部部長 → VP of Engineering になる
  • 6月: 子供が生まれる
  • 12月: VPoE → 執行役 CTO になる

去年の振り返りを読むと "マネージャーがちょっとずつ板に付いてきて" とか書いてあって、1年前まだそんな感じなのかと驚いた。1年の振り返り記事を書くたびに、あー今年も大して何もやらなかったなと思っていたんだけど、今年は本当に色々やったなと思える密度の高い年だった。

1年前は、まさか自分が1年後にこうなってるとは思ってなかったけど、これからやるべき事は沢山あるし、期待してくれている人達もいるので、やっていきたいと思います。

コードを書く、小説を書く、podcast を録るなどといったライフワークがほとんどできなかったので、来年はもっとなんとかしていこうと思います。

去年まで

ツイートオブザイヤー2016

今年もやって参りました。mirakui 版ツイートオブザイヤー2016です。今年も例年と同じく、mirakui 個人の趣味と内輪びいきに基づき、公正に審査いたしました。

それでは発表いたします。

入賞

以下の16作品を入賞といたします。

最多入賞は @negipo さんとなりました。

ベスト川柳

以下の句をベスト川柳としたします。

大賞

今年は大賞の該当作品がありました。以下の作品を大賞といたします。

過去の賞